コロナ収束まで、お家時間を楽しく。
映画好きな素人のおしゃべりに、お付き合いください。
皆様が観たい映画がひとつでも見つかれば嬉しいです。
すべての医療従事者に敬意と感謝をこまて。
映画 「T-34 レジェンド・オブ・ウォー」戦車 vs 戦車
脚本・監督:アレクセイ・シドロフ
日本公開:2019年
〈Story〉
1941年11月、第二次世界大戦、ドイツ軍がモスクワに迫る中、ソ連軍の新米士官イヴシュキンは、軍用トラックで敵戦車の攻撃をかわし、ネフェドヴォ村の前線に到着する。
T-34-76戦車1両を任されたイヴシュキンは、友軍撤退の援護のため、ドイツの戦車中隊を奇襲するも、III号戦車を駆るイェーガーとの死闘により相打ち、捕虜となる。
1944年、イェーガーは戦車兵を育成する立場となり、捕虜のソ連戦車兵を実演演習の敵とすることを発案。強制収容所でイヴシュキンをみつけ、通訳の命と引き換えに演習への参加を了承させる。イヴシュキンは演習の機会に乗じて脱出することを計画、その準備を進めた。

「T-34 レジェンド・オブ・ウォー(2019)」これ面白いですよね。
戦車同士の一騎討ちとかね。今まであまりなかった。
で、楽しかったし、これはロシアの映画?
そう、ロシア映画です。
最近、ロシア映画が面白いね。SFも多いし。
そうですね。「ワールドエンド(2019)」とか。ロシアが舞台で宇宙人がやってきて戦う映画です。
「アンチグラビティ(2019)」も同時期に公開していて、それもSF映画で人の夢の中に入る話。「ウトヤ島、7月22日(2018)」はなかなか壮絶ですよ。
公開したのが2019年。ちょうど就活中で、映画館で観れなくて、なくなくレンタルして、「あれ観とけばよかった」って。
ノルウェーの映画ですよね。
過激な集団の人たちの銃の乱射事件が起きて、その時の現場の1つがウタヤ島でした。
逃げ回るのね。
POV目線(主観)で、本当にいるような感じで、ドキュメンタリーっぽい臨場感があって観ていてびっくりして、「わっ」と声を出しちゃいそうなくらい怖かったです。
ちょっと気合がいるね。
でも面白かった。お薦めです。
ワールドエンド
宇宙から飛来した放射線で全世界の電力が喪失。月の陰になっていた一部の地域だけが被害を免れ、ロシア軍特殊部隊が調査するが。
ウトヤ島、7月22日
2011年7月22日、オスロでの政府庁舎爆破事件の直後に警察官の制服を着た偽装警官がウトヤ島に上陸し、銃を乱射し84人が死亡した。ノルウェー連続テロ事件の映画化。
映画 「チェンジリング」イーストウッドのトゥルー路線
監督:クリント・イーストウッド
脚本:J・マイケル・ストラジンスキー
日本公開:2009年
〈Story〉
1928年のロサンゼルス。クリスティンはシングルマザーで、電話会社に勤務するが、帰宅すると息子ウォルターが姿を消していた。
クリスティンはロサンゼルス市警に捜査を依頼し、事件は世間の注目を集めるが、市民は不正が横行する警察に事件を解決する能力があるのか疑問だった。
5か月後、市警のジョーンズ警部からウォルターを保護したと連絡が入り、クリスティンは彼に連れられて駅に向かう。そこには大勢の記者が集まっていたが、再会した息子は全くの別人だった。

クリント・イーストウッドも最近の映画はトゥルーストーリーが多いよね。
そうですね。「リチャード・ジュエル(2019)」もそうですし、「15時17分、パリ行き(2015)」も、「ハドソン川の奇跡(2016)」も。結構多いですね。
「チェンジリング(2008)」は子供が誘拐される話。アンジェリーナ・ジョリーが出てて。
ありますね。あれも実話。
主人公の女性はクリスマスにも電話のオペレーターの仕事をしています。子供が誘拐されて、警察もFBIが動いても、成果がない。
「硫黄島からの手紙(2006)」あたりからかな? イーストウッドが歴史を残そうとするのは。
90歳近いと思うんですけど、また製作発表しています。
「運び屋(2018)」で最後の主演作とか言ってたけど、また監督と主演をやるらしくて。(「クライ・マッチョ(2021)」)
「運び屋」は、ほぼ等身大。
人生が長いと、まさに自然体と言う感じで。
一見、暗そうな映画ですけど、元気が出る映画で、2回観たんですよ。
泣けるとかじゃないですよね。「えーなぁ」って思うような、元気が出る映画でした。
イーストウッドは、自分で楽曲を入れたりするね。
らしいですね。音楽を自分でされてる話を聞いたことあります。
ジャズのピアノの音楽をよく入れています。すごく感じがいいですよね。
多彩だなぁ。今回、僕は1番のオススメは、結構迷って「カプリコン・1(1977)」かな
これは僕の世代です。
これは、びっくりしました。面白いなって。一見SF映画かなって思ったら、実はサスペンス映画に近くて。
当時すごく話題になったからね。
最初はただ嘘をついて、火星に行ったことにしようみたいな。いつの間にか主人公たちを口止めするために消そうと、国家が動いてドキドキハラハラの展開に目が離せなかったです。
知らない映画が入ってるなぁ。
「1987、ある闘いの真実(2017)」
面白かったです。韓国の映画で、87年の「タクシー運転手 約束は海を越えて(2017)」の後の韓国の民主化を描いています。冒頭で学生運動のリーダーが殺されるんですよ。それをきっかけに当時の独裁政権に対して人々がどう動いたか。
僕はあんまり韓国の歴史とか詳しくないんです。
韓国は自分の国のことを表現できるんやね。
どれも面白くで、例えば「シュリ(1999)」
スパイの話ですね。
お隣の北朝鮮と仲が悪くて、そういうことも上手く映画にして、エンタメとして面白くて、すごいなぁと。
北朝鮮がらみの映画はまだ他にもあるみたいで、まだ観たことないんですけど気になりますね。
面白かったのが「工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男(2018)」
「工作・・・」か。あれも面白かったですね。
商社マンになりすまして、北朝鮮に入って、核兵器開発の情報を聞き出すという物語。
ドキドキしましたよね。
画面にとうとう”あの人”が出てくるね。
あー出てきた、出てきた。顔はちらっとしか映らなかった。
まぁ、そっくりさんですけどね。
北朝鮮の人が観たらどう思うかな?
上映できないでしょうけどね。
最後のシーンがね。良いですよ。隣国だけど親友同士が年月を経て出会う。お互いにかつて交換した贈り物を見せる。腕を捲って時計を見せると、向こうはタイピンに触る。
普通にエンタメとして楽しめます。一級品の韓国映画は。
上手く作ってるよね。最後がエンターテインメントで閉じる。
長い時間が経ってても親友として変わらないっていう終わり方とかね。

リチャード・ジュエル
1996年7月27日、警備員のリチャード・ジュエルはアトランタ五輪の会場近くの公園で爆発物を発見。多くの人たちが爆発前に避難できたが、2人の死亡と100人以上の負傷者が出た。やがて、リチャードに容疑がかかる。
15時17分、パリ行き
2015年8月21日にフランスの高速鉄道タリス内でイスラーム過激派の「タリス銃乱射事件」の映像化。クリント・イーストウッド監督。主演は、実際に制圧をした旅行者本人3人を起用。
ハドソン川の奇跡
2009年にUSエアウェイズ1549便がハドソン川に不時着成功した出来事を映画化。クリント・イーストウッド監督・製作。トム・ハンクス主演。
硫黄島からの手紙
第二次世界大戦の硫黄島での日米の戦いを日本側の視点から描いた。クリント・イーストウッド監督。渡辺謙主演。
運び屋
第二次世界大戦の退役軍人レオ・シャープ(80歳代)がシナロア・カルテルの麻薬の運び屋となった実話の映画化。クリント・イーストウッド監督・主演。
クライ・マッチョ(原題)
西部劇。馬の調教師が少年をメキシコからテキサスの父親の元に送り届ける仕事を受ける。クリント・イーストウッド監督・主演。
カプリコン・1
火星探査宇宙船「カプリコン・1」が成功せず、着陸の様子をやらせで見せかけることになった。ピーター・ハイアムズ監督。
1987、ある闘いの真実
1987年の学生運動家朴鍾哲拷問致死事件から6月民主抗争にまでの韓国の民主化闘争。チャン・ジュナン監督。
工作 黒金星と呼ばれた男
北朝鮮に潜入した韓国の将校パク・ソギョンの工作活動の実話の映画化。パクは北朝鮮の対外交渉担当リ・ミョンウン所長と親交を深める。ユン・ジョンビン監督。ファン・ジョンミン主演。
映画 「がんばれ!チョルス」子役がすごいと映画が面白い!
脚本・監督: イ・ゲビョク
日本公開:2020年
〈Story〉
チョルスは知能が幼いまま。ある日、大人びた白血病の少女セッピョルと出会い、自分の子と知る。セッピョルはテグ市民球場へ行きたいという。 チョルスは少女と共に珍道中を繰り広げることとなる。。。

「バジュランギおじさんと、小さな迷子(2019)」は?
インドの映画なんです。2時間半くらいあったかな。
主人公のバジュランギおじさんが、家族と離れ離れになった小さな女の子を、親御さんに届けるために奮闘するという話です。
面白そうやね。
親御さんの住んでる所が封鎖されていて、行けないんですよ。みんなの力を借りて、家族の元へ届ける。経緯とか覚えてないんです。クライマックスが感動的で、うるっとして。
これに対抗できそうなのは。「がんばれ!チョルス(2019)」。
知的障害の男の人が出てくるのを知ってるんですけど。
その男の人が、うどん屋さんに勤めていて、見かけはすごい美男子で人気があって行列ができる店。ある時、病院に行くと、あなたの娘だっていう女の子を紹介される。その子が白血病で入院をしていて。
そして病院を抜け出して、娘と二人で野球を見に行こうという話になる。そこからロードムービー。
最後には大どんでん返しがあって、なぜ脳に障害があるのかが分かる。
うわぁ、何かすごい気になる。
これはねー。いろんな人にお薦めしたいなぁと思いつつも、韓国映画って言うとなかなか乗ってこないんです。
韓国映画ってほんとに好きな人しか観ないです。
ほのぼのしていいんですよ。
「ワンダー君は太陽(2017)」。は面白かったです。
オススメです。これも病気(リーチャーコリンズ症候群)のオギーという男の子。
顔がちょっと皆と違って、クラスの子も打ち解けなくて、主人公に冷たい。
友達ができるんですけど、その子も他の友達との手前、一緒に悪口とか言うところをオギーが教室の入り口で見てしまって、でもその子も実はいい子。
仲良くなって、いじめっ子とも仲良くなる。
キャンプへ行った時にいじめっ子が他の学校の子と喧嘩になって、オギーがちょっと頑張って、みんなと仲良くなる。
オギーはお姉ちゃんと2人姉弟なんだけど、お父さんとお母さんがオギーばかり気に掛けるので。お姉ちゃんはオギーの助けになりながらも寂しい。
お姉ちゃんが古い友達とハイスクールで再会したら、態度が変わってしまっていたけど、演劇クラブで再会したら、実はお姉ちゃんのことを親友と思っていた。
それぞれのドラマが章立てになってるんです。オギーの話、親友になった友達の話とか、お姉さんの話とか、お姉さんの友達の話とか。
シナリオが良く練られています。
間に出てくるスター・ウォーズのキャラクターが可愛らしかったですね。
最初のシーンがね、オギーは空想癖があって、宇宙飛行士になりたくて、宇宙飛行士のヘルメットをかぶってベッドの上で飛び跳ねてる。
これもほのぼのとして最後はいい終わり方です。
扱っているテーマは障害ですけど、暗い映画じゃなくて、明るい気持ちになれる映画です。
お母さんがいいよね。ジュリア・ロバーツ。
お父さんはオーウェン・ウィルソン。
僕が知らないのは「mid90s ミッドナインティーズ(2020)」。
90年代のアメリカが舞台で、監督の幼少期の実体験。主人公は小さくて。近所の年上の男の子達と悪友で、悪い事して遊んでる。お母さんと仲良くなかったりとか、それぞれの家庭の事情が垣間見れて面白いんですよ。
画面がスタンダードサイズ(1.33対1)でほぼ真四角で、しかも昔のVHSでテレビ番組を録画したみたいに画面がざらついているんです。
最近、画角や画質にこだわる監督って出てきてますよね。
いますよね。「ライトハウス(2019)」もまさにそうで、スタンダードサイズもありますよね。
「天才スピヴェット(2013)」。モンタナ州は馬とか育ててるほんとに田舎。そこに物理の天才の男の子がいる。発明した作品がスミソニアン学術協会で受賞されることになって、モンタナから一人で旅をする。
ロードムービーですか。
汽車で行くんです。いろんな人と巡り会います。
弟が亡くなっていて、旅をして再生する。
子役がすごい。
こんな凄い子役がいるのかって突然出てくるでしょ。アメリカの裾野が広いなぁって思います。

バジュランギおじさんと、小さな迷子
パキスタンの聾唖の少女シャヒーダーは、印パ国境で親とはぐれる。出会ったインド人のパワンが両親のもとに送り届けようとする。カビール・カーン監督。サルマン・カーン主演。

ワンダー 君は太陽
オーガスト(オギー)・プルマンはトリーチャーコリンズ症候群で顔の形が変形。母は学校に通わせる決断をする。家族が支えながらクラスメートたちと交流していく物語。スティーブン・チョボスキー監督。ジェイコブ・トレンブレイ主演。

mid90s ミッドナインティーズ
ロサンゼルスに暮らす13歳のスティーヴィーはスケボー仲間(ルーベン、レイ、ファックシット、フォース・グレード)たちと交友を深める。ジョナ・ヒル監督。サニー・スリッチ主演。

天才スピヴェット
モンタナのの少年スピヴェットは、生まれながらの天才。双子の弟の突然の死に衝撃を受ける。スミソニアン学術協会から、最も優れた発明に贈られるベアード賞受賞の知らせが届き、一人でワシントンDCへ行くために、家を出る。ジャン=ピエール・ジュネ監督。カイル・キャトレット主演。
映画 「マラヴィータ」リュック・ベッソンの作品なのに、これを見逃してない?
脚本・監督: リュック・ベッソン
日本公開:2013年
〈Story〉
フランス・ノルマンディーに、アメリカ人のブレイク一家が引っ越してきた。ジョヴァンニ・マンゾーニという元マフィア、FBIの証人保護プログラムを適用されていた。リュック・ベッソン監督。ロバート・デ・ニーロ主演。

デ・ニーロでしたっけ?
そう。「マラヴィータ(2013)」はリュック・ベッソン監督なんですよ。
「フィフス・エレメント(1997)」「レオン(1994)」の監督。
「マラヴィータ」はアメリカのマフィアの一家がイタリアに移る。
証人保護プログラムですね。
イタリアでひっそりと住んでる。デ・ニーロがマフィアのお父さんで、家族がみんな強いんですよ。そこに悪い連中がやってきて、みんなで退治してしまうっていう痛快な話。
あー、面白そう。
これもよくできてる。
リュック・ベッソンは僕は当たり外れがありますけど。これはあたり。
「TAXi(1998)」とか好きですけどね。最近だと「ヴァレリアン 千の惑星の救世主(2018)」を観に行ったんですけど。アメリカのSFが原作です。
「フィフスエレメント」は、大好きですけど。あれも多分好き嫌いが。
「レオン」は楽しかったです。
「レオン」ぐらいですよね。リュック・ベッソンの人気が出始めたのは。
あと「グラン・ブルー(1988)」でしたっけ。イルカの出てた。
「グランブルー」は、気をつけとかないとね。観ていると息を止めてしまうんで、潜水が始まると。
僕は映画を見ててね、誰かが水中にドボンと落ちたりすると一緒に息を止めちゃうんで。
「ミッション・インポッシブル/ローグ・ネイション(2015)」でトムクルーズが。。。
あれは、非常に苦しかったです。
(笑)「早よ出てくれ」って、楽しいですよね。
フィフス・エレメント
2263年、科学者から脱走した美女リー・ルーは通りかかったタクシー運転手コーベン・ダラスに助けられる。二人は世界を救うため4つの石板を探す旅に出る。リュック・ベッソン監督。ブルース・ウィリス主演。
レオン
ニューヨークのイタリア系殺し屋レオンは、アパートの隣家の少女マチルダと知り合う。リュック・ベッソン監督。ジャン・レノ主演。
TAXi
タクシー運転手のダニエルは愛車プジョー・406を走らせる。マルセイユ警察の刑事エミリアンを乗せたことから、銀行強盗事件の捜査に協力する。ジェラール・ピレス監督。
ヴァレリアン 千の惑星の救世主
国際宇宙ステーションの質量が地球にとって危険となり外宇宙に射出される。それが、一千もの種族が居住する"千の惑星の都市"「アルファ宇宙ステーション」。リュック・ベッソン監督。デイン・デハーン主演。
映画 「さよならくちびる」映画と音楽と。
脚本・監督: 塩田明彦
日本公開:2019年
〈Story〉
インディーズで注目を浴びた女性デュオ「ハルレオ」は、それぞれの道を歩むため解散を決め、全国7都市を巡るさよならツアーに出発する。小松菜奈、門脇麦主演。

「さよならくちびる(2019)」は聞いたことあるんですけど。
女の子同士のディオ歌手です。全然売れていなくて、最後の巡業。喧嘩もしつつ、あっちへこっちと、ちっちゃいホールを回って巡業をする。だんだん北へ向かって、最後に札幌で最終公演をするんです。売れてなくてもなかなかのいい曲を唄うんです。
最後は解散するかどうか。
挿入歌をあいみょんが提供。
あいみょんと秦秦基博。これを観ると曲をダウンロードしてしまう。
ありますね、やっぱね。
特に洋楽とか多いです。なんか知んないですけど、カッコいいなってついつい何回も聞いたり。
全然関係ないですけど、「アメリカン・ユートピア(2021)」ってわかります。
知らないです。
あー知らないですか。
「トーキングヘッズ」のデビット・バーンっていう人の映画で、フィルムライブラリーのような作品です。公演を映してるだけ。音楽と舞台のパフォーマンスがすごいマッチしてて、面白くて。
今年観た中でベストスリーに入る位ハマってしまって、デヴィッド・バーンていう人も全然知らないんですけど。頭から離れなくて、サントラのCD買っちゃって、車の中で聞いたりしています。
そうなってしまいますよね。
そういうのも、映画の1つの楽しみ方やなって。「華麗なる賭け(1968)」は誰が出てました?
スティーブ・マックイーンです。
主題曲はミシェル・ルグランの「# 風のささやき」。
よくね、デ・パルマ監督が画面分割をするでしょ。例えば「殺しのドレス(1980)」で犯人が追いかけてきて、女性が逃げるのを画面を2つに割って同時に映す。多分初めてこの手法を映画で使ったのが「華麗なる賭け」。
これを観たときにすごい斬新なことをしてると思って、しかもストーリーにちゃんと合った方法で面白い。
スティーヴ・マックイーンが泥棒なんですけど、大金持ちで、彼女と知り合ってから彼女の視点で描かれる。
後で、リメイクされているんですよ。
そうなんですか。
(スマホで検索)ピアース・ブロスナン主演「トーマス・クラウン・アフェア(1999)」現題のまま。
トーマス・クラウンがスティーヴ・マックイーンの役。
「アフェア」の意味は出来事とか情事とか。
大金持ちで飛行機持ってたりするんです。
充分成功してますね。なんとなく変人ですね。
「華麗なる賭け」も面白そう。
「ゴースト/ニューヨークの幻(1990)」も好きなの?
好きな人多いね。
ベタですけど、やっぱいいですよ。死んだ恋人が現れるって、よくあるようなシチュエーションですけど。
「#アンチェインド・メロディ」が使われたっていうそっちの衝撃があって。
もともと何かの曲なんですか?
そうなんですよ。
それは知らなかった。
「小さな恋のメロディー(1971)」はLP買いましたよ。
ビー・ジーズの。
全部いいですよ。
一昨年「卒業(1967)」と一緒で公開していて。
最後にトロッコに乗って行く。大人たちをそっちのけにして。なんかいいなって、子供っぽいですけど。
金魚のシーンもいいね。
ありましたね。
覚えてるのは背の低い男の子(マーク・レスター)と少し背の高い女の子(トレーシー・ハイド)が墓地でりんごを食べてるシーンやダンス教室のシーン。
ビージーズの曲が全体を包んでいる感じがしていいね。
「サタデー・ナイト・フィーバー(1977)」とか、
あ、そうなの?
あれは全部ビー・ジーズじゃないですけど。
結構有名なやつをビー・ジーズがやってたり、ああいう曲もあって好きな作品です。
「小さな恋のメロディ」は「#メロディ・フェア」がいい。
マーク・レスターはその後、ホラー映画「ナイト・チャイルド(1971)」に出ています。
アメリカン・ユートピア
トーキングヘッズのデイヴィッド・バーンによる伝説のブロードウェイショー。スパイク・リー監督。
華麗なる賭け
大富豪トーマス・クラウンは、実業家として働きつつ、泥棒の才能を持つ。ボストンの銀行を襲撃後、保険調査員のビッキーが彼に接近してくる。ノーマン・ジュイソン監督。スティーブ・マックイーン主演。
殺しのドレス
ケイトは、精神分析医でカウンセリングを受けた後、美術館で見知らぬ男と出会い、情事に及ぶ。その後、男のアパートのエレベーターで刺殺される。ブライアン・デ・パルマ監督。マイケル・ケイン主演。
トーマス・クラウン・アフェアー
「華麗なる賭け」のリメイク作品。ジョン・マクティアナン監督。ピアース・ブロスナン主演。
ゴースト/ニューヨークの幻
銀行員サム・ウィートは、恋人モリー・ジェンセンと幸せに過ごしていたが、ある日防寒に襲われて銃殺される。ジェリー・ザッカー監督。パトリック・スウェイジ主演。

小さな恋のメロディ
気が弱い11歳のダニエルは学校でメロディという少女と出会う。互いに惹かれあい、やがて結婚したいと思い出す。ワリス・フセイン監督。マーク・レスター、トレイシー・ハイド主演。
卒業
ベンジャミン・ブラドックは、卒業を機にパサデナへ帰郷。人妻ミセス・ロビンソンと再会。その娘エレーン・ロビンソンをデートに誘う。マイク・ニコルズ監督。ダスティン・ホフマン主演。
サタデー・ナイト・フィーバー
ブルックリンのペンキ屋で働くトニーの生き甲斐は土曜日の夜にディスコで踊り明かすこと。そこで、ステファニーに出会う。ジョン・バダム監督。ジョン・トラボルタ主演。