(A面のつづき)
「ジングル・オール・ザ・ウェイ」 シュワちゃんのクリスマス映画
監督:ブライアン・レヴァント
〈Story〉
運動器具会社社長のハワードは、仕事が忙しく8歳の息子ジェイミーとの約束を破ってばかり。
ジェイミーの機嫌を取るためにハワードは、大人気の「ターボマン」フィギュアをクリスマスにプレゼントすることを約束する。
ハワードは予約を忘れ、ターボマンのフィギュアは品薄状態で、どの店に行っても品切れ。
ショッピングモールにフィギュアが入荷され、抽選券を奪い合い殴り合いとなる。
工場ににも出向くが偽物を掴まされ、また格闘が始まる。
「ジングル・オール・ザ・ウェイ(1996)」は、シュワちゃんが出ているんですよ。子供が欲しがる「ヒーロー」のおもちゃがあって、それをクリスマスにプレゼントするために買いに走るっていう話です。
へー、シュワちゃん。
そのおもちゃが人気で、他のお父さんと取り合いになるほど。
買いに行くのがメインのストーリーですか? あっははは、めっちゃコメディ。面白そうですね。
シュワちゃんのコメディ作品は面白い。
意外とコメディに出ていますね。
「キンダガートン・コップ(1991)」は、保育園に行く警官の話。あれも好きで。
「ターミネーター(1985)」のイメージがあったんで。。。
「ツインズ(1989)」は、良い映画っていう印象です。
「ジュニア(1994)」はシュワちゃんが妊娠する。
あー、それ知ってます。ふふふ。。。
どんなストーリーやねん。
「ツインズ」は、双子の設定ですね。
ふざけていますね。
最初の方はコメディの俳優?
最初は「コナン・ザ・グレート(1982)」とかでした。
筋肉俳優。そこから「ターミネーター」でヒット。
「プレデター(1987)」は、面白いよ。
めっちゃ有名ですもんね。
スタローンは?
「ロッキー(1977)」は観ました。続編はまだ観てないです。
「クリード/チャンプを継ぐ男(2015)」ね。
「ロッキー」で冬のシーンありませんでした?
基本、寒そうですね。
最初のトレーニングは寒そうやったね。
息が白かったイメージがあります。
冷凍庫でお肉をパンチするみたいな。
エイドリアンと貸切のスケート場にも行きますね。
Eくん
年間 120本以上を劇場で鑑賞する豪傑。「ジュラシック・ワールド」とポール・バーホーヘン監督「ロボコップ(1987)」で映画に目覚める。期待の若者。
キネ娘さん
卒業論文のために映画の観客について研究したことも。ハートフルな作品からホラーまで守備範囲が広い。グレーテスト・シネマ・ウーマンである。
夕暮係
小3の年に「黒ひげ大旋風(1968)」で、劇場デビュー。照明が消え、気分が悪くなり退場。初鑑賞は約3分。忘却名人の昔人。
「ステレンジ・デイズ/1999年12月31日」 世紀をまたぐサスペンス映画
製作・脚本:ジェームズ・キャメロン、監督:キャスリン・ビグロー。
〈Story〉
1999年12月31日、ロサンゼルス。
元警官のレニー(レイフ・ファインズ)は恋人の娼婦フェイス(ジュリエット・ルイス)に去られる。
現在は五感体験ソフトのディスクを、売買する生活を続けている。
ある夜、フェイスの友人の娼婦のアイリス(ブリジット・バーコ)が助けを求めてやって来る。
アイリスはパトカーが現れると「フェイスもヤバイ」と言い残して去ってしまう。
レニーの元に差出人不明の1枚のディスクが届く。
そのディスクにはアイリスが殺されていく過程が記録されていた。
レニーはフェイスを守るため、犯人捜しを始めた。アイリスから受け取ったディスクをまだ見ていなかった。(※殺害シーンが残虐で米国ではR指定となっていますので、ご注意ください)
「ステレンジ・デイズ/1999年12月31日(1996)」はミレニアム(2000年)になる時の話ですよ。1999年の年末の年越し。
年越しシリーズ。
ジェームズ・キャメロン監督。
SF映画ですね。
記憶装置があるんですよ。ヘッドセットをすると、記憶が記録されて、それを使って他の人がその体験を再生できる。
女性が殺害される事件があって、元刑事(レイフ・ファインズ)に「助けてほしい、ディスクを観てほしい」と逃げて来る女の人がいる。その元刑事は、頼りなくて、それを観ないといけないのに観ないまま、そのディスクの争奪戦になります。果たしてそのディスクの中に何が記録されているのかがドラマのミソになるんですね。
大晦日にそういう事件が起きるっていうことですか?
大晦日を経過していくんですね。彼が愛していた女の人(ジュリエット・ルイス)も行方不明になっているのが伏線となります。
ミステリー仕立てのSF映画です。
ディスクの中に真相の情報が入ってるから取り合いになるんですね。えー、面白そう。
レイフ・ファンズは、今度の「キングスマン:ファースト・エージェント(2021)」の主演やね。
キングスマンの前日譚の作品ですね。
「007/ノータイム・トゥ・ダイ(2021)」にも出てるね。
そうなんですか。
「007」は、今まで、初日に観てたんやけどなぁ。
あー観てないんですか?
落ちを言っちゃっていいですか?
駄目!
いやちょっとね、びっくりしますよ。ダニエル・クレイグが最後。
だから過去のダニエル・クレイグの作品だけを観れば問題ないかな。
主役が変わると、リセットされるよね。
確かにね。ダニエル・クレイグの場合って、あの設定自体が根本から変わってるんです。生年月日から違うんですよ。その辺は気にしなくても楽しめるんだけど。
現代版になってるんやね。
以前の冷戦の時代から悪役の設定が変わっていってるよね。
最近はソ連とかないですよね。北朝鮮とかもあったりした。
その前はインターネットの覇者みたいな人とか。
ダニエル・クレイグのシリーズだけを観ようと思ってたんです。
今回の「ノー・タイム・トゥ・ダイ」だけでも楽しめるよ。
カメラもCGも進化しているから昔の生身のスタントだけでやってたのとは映像のクオリティーが違いますよね。
シリーズが続いてるからね。
ファン方は、楽しみにしてはったんじゃないですか?
だって6年ぶりやもん。前作が2015年に公開して、この6年間でスター・ウォーズの新三部作が完結してるんです。
そうなんですね。ハハハ「あっちは完結してるよ」みたいな。
配給会社が変わったりして、その辺がなんか時間がかかるみたい。
ややこしいですね。映画あるあるですね。
オリジナルは昭和初期やもんね。
超ロングシリーズですね。
当時、ドクター・ノオの原作の洋書が神田の古書店で「医者はいらない」っていうタイトルで売られていた。(「007は殺しの番号(1963)」)
医者はいらない、Dr.NOですか。
昔は無茶苦茶やったからね。
翻訳が違ったほうになっちゃったね。
そんな時代からの小説なんです。
もう今は原作全く関係がなくて。当時は、悪役側の5人の脚本家が007を追い詰めるストーリーを作って、主役側の設定の脚本家5人がそれをどう切り抜けるかを考える。
そんなことやってたんですか。
他のドラマとは違う作り方。
つなげて作るんじゃないんですね。
追い込む側と脱出する側。
「こうやろう、こうやろう」って考えますよね。
脚本が無茶苦茶にならないんですかね?
こういう物語って、主役を窮地に追い込むほど、面白くなる。
すごい作り方ですね。
今日は話が飛びますね。
それますね。申し訳ない。
いえいえ。
テーマは広いんで、大丈夫でしょ。
「クーパー家の晩餐会」 クリスマスの晩餐会で家族が再生する映画
監督:ジェシー・ネルソン。
〈Story〉
家族には内緒で、シャーロット(ダイアン・キートン)とサム(ジョン・グッドマン)は離婚を決めていた。
シャーロットは、末娘を亡くした悲しみから、情熱を閉ざして生きるようになっていた。
30年前から2人で行くはずだったアフリカ旅行をシャーロットに却下されたサムは、家を出る決断をしていた。
シャーロットは最後のクリスマス晩餐会をかけがえのない会にしたかった。
長男ハンク(エド・ヘルムズ)は失業中だったが、離婚した元妻や子供達にも言えずにいる。
ハンクの長男チャーリー(ティモシー・シャラメ)は両親の離婚後は塞ぎ込み、弟のボーが元気つけようとしている。
長女エレノア(オリヴィア・ワイルド)は仕事が不調で不倫中、帰省を憂鬱に感じている。
空港のバーで軍人ジョーと知り合って惹かれ合い、一晩だけ恋人のフリをしてほしいと頼む。
シャーロットの妹のエマは、シャーロットへのクリスマス・プレゼントを万引きで手に入れようとする。
シャーロットの父親バッキー(アラン・アーキン)はダイナーの若いウェイトレス・ルビー(アマンダ・セイフライド)に恋をしていた。
それぞれの思いが交錯する中で晩餐会は始まった。
私、今回のために観た作品が「クーパー家の晩餐会(2015)」です。
どういう映画?
これはクリスマスっていう感じの作品です。
クーパー家には、親族がいっぱいいてそれぞれにストーリーがあるんです。最終に全部がつながります。
熟年夫婦(ダイアン・キートンとジョン・グッドマン)が離婚しようとしてるんです。「最後はクリスマスでパーティーをしてからにしよう」みたいな感じで「アフリカに一緒に行こうね」とか言ってたんです。
それも一緒に行けてなくて「本当は私は行きたくなかったのよ」と、すれ違いがありつつも一緒にいたんです。
娘(マリサ・トメイ)は、空港のバーで軍人(ジェイク・レイシー)と知り合って意気投合する。親に「クリスマスに帰る」って言っていたので、実家に帰らないといけない。でも、「まだ結婚してないの?」って出来損ないみたいに訊かれるのが辛いので、軍人の人に「恋人役になって欲しい」って頼んで一緒に実家に帰るんです。
その娘は医者と不倫をしてる経緯があって、でも軍人の人を好きになっていくんですよ。
それでどうしよう、みたいなストーリーがあったりとか。
他にもそのクーパー家の人の話がいろいろ交差するわけ。
そういうのがいろいろあって、クリスマスの日にクーパー家で晩餐会をして、各々が自分を見つけていく話です。
みんな家族なんだなぁって分かっていくんです。
登場人物が多くて分かりづらいけど、ここが姉妹だったとかが分かってきて、面白くてオススメです。
いかにもクリスマスって感じですね。
ほっこり系のストーリー。
だんだん設定が分かってくるのも面白いね。
そうですね。最初、どう繋がってるんだろうって、分らないまま進むと、夫婦の子供があの人だったとか、奥さんのほうの妹だとか。
あえて相関図が分らないように。
話の内容からあの人の事だとつながっていきますね。
「みんな、そのクリスマスに帰るねん」ていう話から始まるんで、それで分かる感じ。
最後は集結するんですね。
そうです。おじいちゃん(アラン・アーキン)がその日に倒れちゃっうんです。病院に行ったら娘が医者と不倫してることが分かるとか。
どうまとめるのか気になりますね。
日本のドラマになりそうな感じ。
そんな感じですね。
これはどこの映画なんですか?
アメリカ映画ですね。ダイアン・キートンとか出てますね。アンソニー・マッキーはファルコン役(キャプテン・アメリカ)の人やったかな。
そうです、そうです。警官役で出てて。
ティモシー・シャラメとかも出て。
シャラメ出てんねや。みんな好きやねー。
最近ハヤリの。
「DUNE/デューン 砂の惑星(2021)」は。。。
観たいです。長いですね、2時間ちょっと。
また映画化になったの?
最初に映画になったときに、映像化できない小説と言われていましたね。
今回も映像がすごいみたい。
冬が舞台の映画で思い出した「タイタニック(1997)」は冬なのか?
あれは冬じゃないか。氷山か。
あれはニューヨークに行くから、カナダ沖を通っていくんですね。
でも寒そうですよね。
冬に寒そうな映画って嫌だな。あったかいのがいいな。
「ある愛の詩」 冬の定番映画、フランシス・レイの名曲。
監督:アーサー・ヒラー、脚本・原作:エリック・シーガル、音楽:フランシス・レイ。
〈Story〉
ハーバード大学の学生オリバー・バレット(ライアン・オニール)は、図書館でジェニー・カヴァレリ(アリ・マッグロー)と出会う。
オリバーの実家が大富豪でも、ジェニーは物怖じしなかった。
2人は急速に惹かれあい、深く愛し合うようになっていく。
オリバーと父親(レイ・ミランド)の親子関係は最悪だった。
ジェニーは音楽家になる夢がありパリへ留学するつもりだったが、オリバーは猛反対しプロポーズをする。
オリバーの父親は大学院を卒業するまで結婚を待つよう忠告、結婚するなら援助を中止すると言う。
2人は大学で質素な結婚式を挙げ、安いアパートで新婚生活を始める。
オリバーは大学院へ、ジェニーが私立小学校の教師をして家計を支える。
ジェニーは父親と和解するよう勧めるが、オリバーは拒み、ジェニーは家を飛び出す。
オリバーの謝罪に、ジェニーは「愛とは決して後悔しないことよ」と答える。
オリバーは卒業後、一流法律事務所に就職。2人は高級マンションで暮らし始めるが、ジェニーは白血病を患っていた。。。
「ある愛の詩(1971)」って、タイトルぐらいしか知んないんです。
「ある愛の詩」は、ハーバード大学の言語学の教授だったエリック・シーガルが今の学生たちがどんなふうに会話をしてるのかを研究した。彼が学生を主役にした小説を書いて、大ベストセラーになっちゃったんです。アーサー・ヒラーが監督をして映画化にした。
言語学の先生。
当時、今の若者たちの会話がそのまま小説になったので話題になった。
どんな内容なんですか?
前回の話で「ザ・ドライバー(1978)」に出ていたライアン・オニールとアリ・マックグローが主役。
ジェニーが白血病になるんですよ。それがちょうどクリスマスの時で。オリバーがねクリスマスツリーを道で売ってたりするんです。クリスマスツリーってアメリカは道で売ってるんやね。
でかいの売ってるんですか?
手渡しくらいのを売る。二人が恋に落ちて、小説だったらもう亡くなっている彼女のことを思い出すシーンから始まります。「彼女の愛したものはバッハとベートーベンとそして僕」みたいに話が始まって、回想していく。学生で若いからお父さんが反対するんだけど、二人で一緒に暮らす。真っ白な雪の二人の世界。でも彼女は白血病になる。
当時民放で放映する時に、吹き替えに芸能人を使うことになったんですよ。
アリ・マックグローを山口百恵、ライアン・オニールを三浦友和で、話題になったんですね。
この吹き替え版を今度スターチャンネルでやるって宣伝になってます。DVDには未収録なんですよね。
その広告を見たんで覚えてるんです。
映画の宣伝の時に有名になったキャッチコピーが「愛とは決して後悔しないこと」。
アリ・マックグローは「ゲッタウェイ(1972)」に出ていましたね。
そうです。スティーブ・マックイーンとね。
そういう話なんか。僕はあんまり恋愛映画を観ないんですよね。キネ娘さんは詳しい?
そうですね。観てる方ですかね。
恋愛がテーマやったら冬が舞台ってありそうなんやけど。
「クリスマス・キャロル(2009)」とかあった。
ディケンズね。あれは何回も映画やドラマになっていますね。お金の亡者が出てくる作品ね。
昔に観たから怖かったですね。
怖そうな人がやるしね。
アニメ版もありますよね。
全然観てないや。
今の人はディケンズとか読まないでしょ。
大学の英語の授業で「クリスマス・キャロル」を観ましたね。
海外のクリスマスは家族で過ごすものですよね。
あーなるほどね。恋人とは会わなくて。
実家に帰る日みたいです。
お誕生日会ですもんね。
そうですね。
アメリカはね日本と違って年越しでもまだクリスマスツリーを飾ってたりします。どちらかというとお正月よりもクリスマスの方がメインになってます。
終わってからもやるんですね。意気込みが違いますね。
慌てて門松に変えてっていうことをしないね。
「祈りの幕が下りる時」 冬の邦画作品は
監督:福澤克雄、原作:東野圭吾。
〈Story〉
日本橋署の刑事加賀恭一郎はそこに住む宮本という女性から一報を受ける。
当地で亡くなった田島百合子が加賀の母親ではないかという内容。
百合子は昔宮本の経営するスナックセブンで働き、綿部という客と恋人同士だった。
一方、小菅のアパートで滋賀県在住の押谷道子の腐乱遺体が発見される。
アパートの住人は越川睦夫と名乗る男性で消息不明。
捜査一課の松宮は新小岩での河川敷で発生したホームレス焼死事件との関連性を感じていた。
道子は同級生、浅居博美を訪ねて上京していた。
博美は、父親とともに夜逃げ同然で地元を離れていたが、上京して女優から演出家の道にすすんでた。
「祈りの幕が下りる時(2018)」はオススメしたいな。
邦画の中でも上位の方に入ると思うんですよ。
「砂の器(1974)」が大好きでね。彷彿とさせるストーリーなんですね。
「午前10時」でやってたんですけど。
そうなんか。「砂の器」は、最初から最後まで全部お話ししたいくらいやね。
面白いんですね。
「祈りの幕」は、貧乏なお家の娘さんとお父さんの話なんです。
あることがきっかけで親子が別れなければいけない、そこに事件が絡んでくるんです。娘さんは東京に出て演劇の出世コースに乗っていくんですけど、お父さんは娘さんのために人格を変えて、別の人生を歩んでいく。
阿部寛が刑事を勤めるのが人形町。そこで起きた事件を解決していくときに、裏側のストーリーが徐々に見えてくる。
何があったんですかね。
過去を調べていくと繋がっていく。
新参者シリーズですね。これだけ観ても分かります?
分かります。新参者シリーズの中でもダントツです。
邦画の好きな人は割とこれを進める人が多いと思います。
観ます。
これでハマると、「砂の器」を観て欲しい。
リンクする要素があるんですかね。
物語の構成も似ている。時代設定は違うんですけど。「あぁ、東野圭吾が清張に憧れて、作ったなぁ」っていうのが分かります。
どっちを先に観るのがオススメですか?
「砂の器」を後で泣きながら観て欲しい。
ボロボロになって。
何回観てもボロボロになってしまう。
そうしよう。
あんまりこういう推理映画っていうのは、なじみがないんですよね。
キネ娘さんはどう?
犯人は誰なんやろうとか、考えるのも好きですけど。
ミステリーに共通しているのが、お話が完結したときに、「あーなるほど」と感動がある。
横溝正史の「犬神家の一族(1976)(2006)」は観ました。
リメイクの方?
石坂浩二。
どっちも出てる。
角川映画の第1作が最初の「犬神家の一族(1976)」。
古かった気がするんですけど。1976年の作品ですね。
面白いですよね。「獄門島(1949)(1977)」とか
「八つ墓村(1951)(1977)(1996)」も有名です。
(E君のスマホを見て)佐清(すけきよ)だ。
この佐清と足が水面から飛び出している写真が有名過ぎて、観たんですよ。そしたら面白くて怖いですね。
ホラーチックに。
(かすれ声で)「青沼静馬だ」って。
「よき、こと、きく」。菊人形が怖いですよね。
原作も読んだ。
横溝正史は兵庫の人なんですよ。(神戸市東川崎)
そうですよね。最近、先輩に教えてもらった。
神戸がよく出てくるんですよ。「八つ墓村」とかは過去の事件を探るために神戸に行くとかね。
また、ずれてしまいましたね。
横溝正史は華族が没落していく時代が背景にある。
その有名な一族が「悪魔が来たりて笛を吹く(1954)(1979)」やったか。
すいませんマニアックな話をしてしまって。
最後は「ホームアローン」
監督:クリス・コロンバス。
〈Story〉
シカゴのマカリスター家は、クリスマス休暇に家族総出のパリ旅行を計画。
出発の朝、停電で目覚まし時計が鳴らず全員が寝坊してしまう。
慌てて空港へと向うが、屋根裏部屋で寝ていた8歳のケビン(マコーレー・カルキン)が取り残されてしまう。
ケビンはうるさい家族がいなくなった事を喜び、1人暮らしを満喫する。
泥棒ハリー・ライムとマーヴ・マーチャントは誰もいなくなったマカリスター家を狙っていた。
ケビンがいないことに気づいたが、ほとんどの飛行機は満席状態。
母・ケイト(キャスリン・オハラ)は一人シカゴへ向かう楽団のワゴンに便乗する。
家が狙われていることを知ったケビンは、大人がいるように見せかけ、家を守ろうとする。
当初はうまくいくが、すぐにバレてしまう。
隣家には老人マーリーがいたが、「シャベル殺人鬼」と思い込んでいるケビンは助けを求めようとしなかった。
クリスマス当日。
ケビンは家を泥棒から守るべく、家中に様々な仕掛けを作り、泥棒たちを迎え撃つ準備を整える。
「ホームアローン(1991)」です。
ようやくオーソドックスな作品が。
ぽいですよね。
末っ子がいないって飛行機に乗る時に気づくよね。
そんな数え切れないほどの人数の子供じゃないでしょうって。
「1」はもう、そもそも。。。
コメディー映画にツッコんだらダメ。
1作目はたしか、家を出る時点でケビンが置いていかれる。
「ホーム・アローン2(1992)」は?
家族みんなでマイアミに行こうとしたら、ケビンはニューヨーク行きの飛行機に乗っちゃう。
あー、鳩おばさんのやつ。
そして、ドナルド・トランプがホテルのオーナー役。
あれもクリスマスやね。けど、やっぱ「1」が有名やね。
憎めない泥棒たち。
いまだに観ても面白いですもん。
えぐいいたずらで、2階の窓からコンクリートのブロックを落として頭に命中させる。
頭に火がぼーって上がってたりとか。
ブロックを踏んで転んだりとかもあったような。なかなか痛そう。
子供だから何でもしちゃえって。
ストーリーが、すごい面白いですよね。
お母さんが途中で引き返して家に戻ろうとするけど飛行機の予約が取れなくて、楽団の人の車に乗せてもらう。一所懸命な姿も良かったな。
お母さんが最後に来てくれましたもんね。
仏頂面の近所のおじさんが最後に助けてくれたり。ちょっとしんみりとくるのがよかったなぁ。
定番ですね。
ギミック的なこともしてましてたよね。人影を作るみたいな。
あー、窓から見えるように。
テレビが映っているシーンで実際に人がいるように見せかけたり。
賢いですよね。
1人でお家であんだけ楽しめたら、留守番してもいいよね。
確かに。行けなくても楽しそうですね。
では、日も暮れてきたので今夜は、こんなところで。
次回も楽しみです。
みんな風邪をひかないように。
(対話月日:2021年11月30日)